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食問題告発の中国人ジャーナリストが来日会見
中国でただ一人、食品安全問題を追及する北京在住のジャーナリスト、周(しゅう)勍(けい)さんが1日、日本語翻訳版「中国の危ない食品」(草思社、2日発売)の出版に合わせて来日記者会見。「いまや地球は一つの大きな村。問題はいずれ全世界に波及する。外圧で、食の安全を軽視する中国の良心を呼び覚ましてほしい」と呼びかけた。
周さんは1965年生まれ。天安門事件に関係して3年間の投獄を経験し、現在は出版社を経営。02年からの食取材をまとめた同作は昨年、ドイツの国際ルポルタージュ賞を受けたが、国内では出版差し止め。アジアでの完全翻訳は日本が初めてとなる。
会見で周さんはスライドを用い、海産物や子供向け食品への禁止添加物の使用やニセ食品に対する官民のモラル欠如の現状を紹介。これらに起因するとみられる子供の異常な早熟化、男性の生殖能力低下、女性のガン多発など静かに進行する問題を指摘した。
日本でも注目された段ボール肉まん事件は、原料との価格差を示しながら「庶民が利用する屋台が問題になれば、大きな社会不安になる。(捏造(ねつぞう)報道は政府が)臨時雇いという記者の立場につけ込んだ、ぬれぎぬだと思う」と疑問を呈した。
「食の取材を始めてから外食をしなくなった」という周さんは「北京五輪に向けて多少状況は良くなるだろうが、中国で500グラム18元以下の水餃子などは食べない方がいい」とアドバイスした。
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