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【トウ小平秘録】(95)第4部 第2の革命 復権への光明 (1/3ページ)

2007.9.20 23:07
このニュースのトピックストウ小平秘録
1976年当時、トウ小平氏が軟禁状態におかれていた北京市内の旧居。現在も保存されている1976年当時、トウ小平氏が軟禁状態におかれていた北京市内の旧居。現在も保存されている

 「政治的にも思想的にも、華国鋒(かこくほう)同志は毛主席の最もふさわしい後継者であり、その年齢からして、今後15年から20年はプロレタリア政権の安定性を保つことができる。これは全党、全軍、全国人民にとって最も重要であり、これほど喜ばしいことはない」

 1976年10月10日、江青(こうせい)夫人ら文革派四人組が逮捕された4日後、トウ小平(しょうへい)氏は、55歳の華国鋒党主席(肩書は当時、以下同)あてに手紙を送り、新指導部への全面支持を表明した。

 400余字の短い手紙は、四人組を一挙に粉砕した華氏の果敢な行動を褒めたたえ、「華主席を中心とした党中央万歳! 党と社会主義事業の偉大な勝利万歳!」と結んでいる。トウ氏には珍しく興奮した調子の文面である。

 それは宿年の政敵が破滅したことへの喜びだけではなかった。トウ氏自身の復権に希望の光がともったのだ。すでに72歳のトウ氏にとって、逡巡(しゅんじゅん)する時間はない。この時点では、トウ氏復権のカギは華氏の手の中にあった。

 トウ小平氏は、半年前の76年4月、共産党が周恩来首相追悼活動を弾圧した第一次天安門事件で、すべての公職を解任された。生涯3度目の失脚で、党除名こそ免れたものの、今度こそ復活の目はないとみられていた。

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1976年当時、トウ小平氏が軟禁状態におかれていた北京市内の旧居。現在も保存されている
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