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中国でがん患者急増 環境汚染や農薬原因か (1/2ページ)
このニュースのトピックス:汚染、公害
中国各地でがん患者が急増しているとの報告が相次いでいる。一部の専門家は環境汚染や農薬、抗生物質の過剰使用による食物汚染などが原因と指摘し「政府による対策が急務」と警告する。急速な経済発展のひずみか、豊かさの代償か。貧困層を中心に庶民は不安を強めている。
衛生省は5月、2006年のがんによる死亡者は前年比約19%増、農村では同約23%増となったと発表した。新華社発行の中国誌「瞭望東方週刊」によると、がん患者専門の北京腫瘍(しゅよう)医院が昨年診察した数は約15万5000例で、10年前の3.4倍以上。妊婦や子供が発症するケースも増加しているという。
「薬を買う金も尽きた」。山東省平邑県の農村に住む楊張氏さん(82)は2月、せき込む夫(75)を病院に連れて行った。エックス線検査で肺がんと判明、貯金の1万元(約16万円)は診察料と鎮痛剤代で消えた。医療保険制度は未整備。手術や化学療法を行う余裕はなく、今は「じっと死を待つ」(村人)という日が続いている。