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【ウイグル暴動】カーディル氏の映画上映 豪、路上で小競り合いも
オーストラリア南東部メルボルンで開催中の国際映画祭で8日、ウイグル人亡命組織「世界ウイグル会議」主席のラビア・カーディル氏が出席して、同氏が主人公のドキュメンタリー映画「ザ・テン・コンディションズ・オブ・ラブ」(愛の10条件)が上映された。
上映を控えた会場前の路上では、中国政府に抗議するウイグル人がプラカードを掲げる一方、「カーディルはうそつき」と書いた紙を持った中国人が対峙(たいじ)。中国の「ウイグル弾圧」をめぐり、オーストラリア人数人と中国人学生の間で激しい口論が起き、警官が割って入る一幕もあった。
オーストラリア人監督が撮った同作品は、カーディル氏の半生とウイグルの歴史を重ね合わせた内容。観客約1500人が集まった。同氏は「中国政府の上映中止要求をはねつけたメルボルン市民に感謝する」などとあいさつ、盛大な拍手を浴びた。
映画をめぐっては、中国政府が「不適切な作品」として映画祭事務局に上映中止を要求。また、同氏の訪問を認めたとしてオーストラリア政府を非難していた。(共同)
■会場前で激しい口論 一触即発、警官介入
「中国はテロリストだ」と叫ぶオーストラリア人女性。中国人学生は「新疆は中国の一部だ」と叫ぶ。ウイグル人亡命組織を率いるラビア・カーディル氏が出席した映画祭の会場前では、激しい言い争いが起き、一触即発の不穏な空気に包まれ、警官が介入する事態となった。
映画が政治問題化し、混乱も予想されたことから、会場周辺には制服警官が配備された。オーストラリア人女性が中国人学生をつかまえ「中国政府の意見を代弁しに来たのか」と詰め寄ると、口論が始まった。
周りの人たちも女性に加担し「何でハッカー攻撃なんかするんだ」。これに対し「米国やオーストラリアこそテロリストだ」の声が飛ぶ。テレビカメラが取り囲み、言葉の応酬が暴力に変わろうとしたところで警官が介入し、収まった。
「映画祭はものすごい圧力を受けたが、上映にこぎつけた。言論の自由を成し遂げた」。上映に先立ち主催者があいさつすると、会場は拍手と喝采(かっさい)に包まれた。(共同)



