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アフガン米軍司令官、異例の更迭 米国防長官発表
【ワシントン=有元隆志】ゲーツ米国防長官は11日の記者会見で、アフガニスタン駐留米軍のマキャナン司令官(陸軍大将)を更迭する方針を明らかにした。マキャナン氏は18カ月から24カ月間司令官を務める予定だったが、11カ月間しか務めておらず、この時期での更迭は異例だ。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、米軍内にはこれまでアフガン勤務のなかったマキャナン司令官の武装勢力掃討作戦における経験不足を懸念する声があったという。
ゲーツ長官は司令官を交代させる理由について「新大統領の下で新戦略を打ち出した。軍も新しい指導者が必要だ」と述べるにとどまったが、オバマ大統領が重視するアフガンでのイスラム原理主義勢力タリバンなどの掃討作戦を遂行するにあたり、更迭に踏み切ったとみられる。
ゲーツ長官は後任の司令官にマクリスタル統合参謀本部事務局長(陸軍中将)、副司令官に長官の軍事補佐官を務めるロドリゲス陸軍中将を起用した。ゲーツ長官は両氏について「武装勢力掃討作戦において、たぐいまれな手腕を発揮するだろう」と期待感を示した。オバマ大統領の指名を経て、上院で承認審議を受ける。
マクリスタル中将は2006年2月から08年8月まで特殊作戦軍司令官を務め、過激派組織「イラク聖戦アルカーイダ組織」のザルカウィ容疑者らを追跡、06年6月、同容疑者の殺害に成功した。
マキャナン司令官はアフガン駐留米軍を中心とした国際治安支援部隊(ISAF)の司令官も兼務してきた。
アフガンではイスラム原理主義勢力タリバンの活動が活発化しており、オバマ大統領は3月下旬に発表した新戦略を実施するにあたり、2万1000人の米軍増派を決めた。


