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海賊、かつての巣窟マラッカでは激減 沿岸国一致の取り締まり奏功 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
【シンガポール=宮野弘之】アフリカ・ソマリア沖での海賊事件が急増する一方、マレー半島とスマトラ島に挟まれ、かつて海賊の巣窟(そうくつ)と呼ばれたマラッカ海峡とシンガポール海峡での事件は激減した。沿岸国が一致して海賊を取り締まる態勢を作り、国際社会がそれを支える形が実効をあげている。無政府状態のソマリアが、こうした態勢を作り上げるのは容易ではない。
国際海事局(IMB)によると、今年1〜9月のマラッカ・シンガポール両海峡での海賊事件(未遂を含む)は4件で、2004年同期(32件)の8分の1に激減した。
両海峡は、東アジアと中東・欧州を結ぶ重要航路で年間約9万4000隻が航行。日本にとっても中東からの原油輸送の生命線だ。1日にタンカーで両海峡を通過する原油量は1500万バレル以上という。
両海峡は航路が狭く、船舶は通過の際、速度を落とさなければならない。さらに小さな島が多く隠れ場所に困らないため、もともと海賊が多い地域だった。
しかし、2001年の米中枢同時テロ以降、テロ対策強化の必要性が叫ばれるようになったこともあり、05年の国際海事機関(IMO)ジャカルタ会議で、インドネシア、マレーシア、シンガポールの沿岸3カ国が合同海上パトロールを実施することで合意。その後、軍用機による上空からの偵察活動も実施された。
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