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インドネシアでテロの危機再び バリ島事件から6年、過激派が活発化 (1/2ページ)
【シンガポール=宮野弘之】インドネシア・バリ島のナイトクラブで、200人以上が死亡した2002年の爆弾テロから10月で6年がたつが、弱体化したとみられていたイスラム過激派が新たなテロを計画したことがわかり、インドネシア警察はバリ島を中心に警戒を強めている。11月初めにはテロ実行犯3人の死刑が執行されるため、報復テロが起きる可能性が指摘される。同テロで多数の死傷者を出したオーストラリア政府は26日、国民にインドネシアへの旅行自粛を呼びかけた。
AP通信などによると、インドネシア国家警察は21日に首都ジャカルタ近郊でイスラム過激派のアジトを急襲。5人の男を逮捕し、銃や弾薬のほか2・5キロのTNT火薬などを押収した。
5人は、国際テロ組織アルカーイダとつながりがあるイスラム過激派ジェマ・イスラミア(JI)のメンバーで、ジャカルタの石油貯蔵施設の爆破を計画していたという。5人はバリ島テロに使われた爆弾を作ったアザハリ・フシン容疑者(05年に警察が射殺)の“生徒”とされる。
また、警察当局はJI強硬派でバリ島テロの首謀者ヌルディン・ムハンマド・トップ容疑者ら、逃げた2人の行方を追っている。
JIはバリ島事件以降、インドネシア当局の徹底した取り締まりで主要幹部が逮捕され、小組織に分裂したとされる。しかし、JIの動向に詳しいシンガポール・ラジャラトナム国際問題研究所のアラビンダ・アチャルヤ研究員は、「JIは最近、新たなメンバー集めを行っている。また、JI指導部内での発言力拡大を狙うトップ容疑者が、注目と支持を集めるために大規模テロを行う可能性も高い」と指摘する。
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