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新憲法案を承認 ミャンマー
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
【バンコク=菅沢崇】ミャンマー軍事政権は15日、先に実施された新憲法案の是非を問う国民投票で賛成投票が92・4%に上ったと発表した。サイクロンで被災した一部地域では24日に投票が実施されるが、すでに承認基準である総投票数の過半数を上回り、同法案の承認は確実となった。
国営メディアによると、全国325地区のうち、10日に実施された278地区で投票した人は約2250万人で、投票率は99%。反対票は6・1%で、無効票が1・5%だった。軍政は正確な有権者総数を公表していないが、約3000万人程度とみられており、被災のため延期されたヤンゴン、エヤワディ両管区の47地区分の結果を待たずに賛成多数となった。
軍政が国内の翼賛組織、連邦団結発展協会(USDA)を動員して賛成キャンペーンを展開する中で、投票前から賛成を強要しているとの指摘もあり、国外の亡命ミャンマー人組織は不正疑惑を非難していた。
一方、軍政は14日、被災状況について死者3万8491人、行方不明者2万7838人と発表した。フランス通信(AFP)によると被災者は一時的に避難していた学校や寺院から、軍政設置の被災者施設に移動しているが、被害が深刻なエヤワディ管区のラブタでは、依然として2万人が取り残されている。国連は現在約55万人が避難生活を続けているとみており、国際赤十字は死者数が最大12万8000人に達する可能性があるとの見通しを示している。