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死者1万人超に サイクロンがミャンマーを直撃 

2008.5.5 23:30
このニュースのトピックスアジア・オセアニア
2日にミャンマーを直撃したサイクロンの衛星画像(AP)2日にミャンマーを直撃したサイクロンの衛星画像(AP)

 【バンコク=菅沢崇】ミャンマー軍事政権のニャン・ウィン外相は5日、ヤンゴン駐在の外交団などに対し、先週末、ミャンマーを直撃した大型サイクロンの犠牲者が1万人に上る可能性があると述べた。AP通信が伝えた。数千人が行方不明となっており、死者数はさらに増える見通しだ。被災地では停電や断水が続いている。また、ロイター通信によると、軍政が5日、世界食糧計画(WFP)当局者とヤンゴンで会談し、国連機関を通じた国際援助の受け入れに同意した。軍政が国際援助を受け入れるのは異例。

 一方、軍政は同日昼、新憲法の是非を問う国民投票を予定通り10日に実施する方針を表明したが、同日夜になって6日に記者会見を開くと発表。投票日程に関する説明があるもようだ。

 サイクロンは2日夜から3日にかけてミャンマーを直撃した。サイクロンが最初に上陸した中部エヤワディ管区のハインジー島では、激しい雨と洪水で約9万2000人が家屋を失ったとみられる。

 ニャン・ウィン外相が外交団に明らかにしたところでは、ヤンゴンでも59人の死者が出ているという。各地では僧侶と住民が自力でがれきや倒木の撤去にあたっている。数十万人が家を失ったとの情報もある。

 飲料水も不足しており、国際機関は伝染病の発生を懸念している。コメや食用油も高騰しているという。

 軍政は3管区と2州を被災地域に指定し、テイン・セイン首相らがヤンゴンに災害対策委員会を設置し、復旧作業にあたっている。しかし、住民からは、軍政による救援・復旧作業が遅いとして不満が上がり始めているようだ。

このニュースの写真

2日にミャンマーを直撃したサイクロンの衛星画像(AP)
4日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、大型サイクロンの直撃で倒れた木の下を歩く僧侶(AP)
4日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、大型サイクロンで倒壊したレストランのそばで片付けをする住民ら(AP)
4日、ミャンマー・ヤンゴン中心部で、大型サイクロンで被害を受けた車(ロイター)
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