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【ヒマラヤの風(1)】 ささやかで大切な祈り

2008.4.12 21:22
このニュースのトピックス地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
5色の祈祷旗「タルチョ」がはためくチベット仏教の仏塔=3月27日、ネパール・ディンボチェ5色の祈祷旗「タルチョ」がはためくチベット仏教の仏塔=3月27日、ネパール・ディンボチェ

 ストゥーパ(仏塔)に幾重にも結び付けられたタルチョ(祈とう旗)が、ヒマラヤ山脈を吹き抜ける風にあおられてばたばたと音をたてる。山の中に巨大な仏塔が突如出現する光景は、ルクラからエベレスト・ベースキャンプへ続く「エベレスト街道」の特徴でもある。

 ネパール国民の約8割はヒンズー教徒だが、山岳地帯に住むシェルパ族などはチベット仏教を信仰している。ヒマラヤ山脈を自分の庭のように駆け回るシェルパは、仏塔や経文が刻まれた「マニ石」の左側を歩き、「カタ」と呼ばれるスカーフを道中のつり橋などに結び付ける。

 安全や家族の幸福といった、ささやかだがとても大切な祈りが、彼らの暮らしの中に息づいていた。

   文  木村さやか

   写真 早坂洋祐 

     ◇

 世界最高峰・エベレスト登頂を目指すプロスキーヤー、三浦雄一郎さん(75)と歩くヒマラヤの姿を週1回お伝えします。

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5色の祈祷旗「タルチョ」がはためくチベット仏教の仏塔=3月27日、ネパール・ディンボチェ
シャンボチェから望むタムセルク(6608メートル)。エベレスト街道からはヒマラヤ山脈の雄々しい姿が楽しめる=3月24日、ネパール(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】エベレスト街道を歩きながら、高度馴化を続ける三浦雄一郎さんら=3月26日、ネパール(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】エベレスト街道で見られる「マニ石」。経文が刻まれており、必ずその左側を通る=3月23日、ネパール(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】エベレスト街道沿いに咲き乱れるネパールの国花、シャクナゲ=3月23日、ネパール(早坂洋祐撮影)
【ヒマラヤの風】シャンボチェから望むクンビラ(5761メートル)とマニ石=3月24日、ネパール(早坂洋祐撮影)

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