ニュース: 国際 RSS feed
三浦さん登頂計画変更 五輪と騒乱のあおり (2/2ページ)
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
3月中旬にチベット自治区を中心に始まった騒乱も、聖火のチョモランマ通過計画と間接的につながっている。聖火によってチョモランマに注目が集まるため、チベットの人権問題を世界にアピールするチャンスととらえる動きがあるからだ。ネパール政府も聖火が山頂を目指す期間中はエベレストとローツェの登山活動に規制を行うとし、ベースキャンプをはじめ上部キャンプにも当局の監視員を派遣する方針だ。
チョモランマ付近では2006年9月、ルーマニアの登山家が、ネパールへ亡命を試みて国境を越えようとしたチベット人約30人に中国の国境警備隊が発砲する姿を偶然撮影。無抵抗の女性や子供に背後から発砲する警備隊の映像に国際的な批判が起きたことがある。中国政府は「違法越境者を説得したところ、抵抗したので発砲した。あくまでも正当防衛」との公式見解を示している。
それ以降、チョモランマ登山者に対する中国政府の「警戒」は強まっていたが、今回の騒乱をきっかけに、来シーズン以降もチベット側からの登山が困難になるのではとの懸念も出ている。