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三浦雄一郎さん、チョモランマのチベット側登頂断念
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【カトマンズ=木村さやか】世界最高峰・チョモランマ(8848メートル)登頂を目指しているプロスキーヤー、三浦雄一郎さん(75)の遠征隊は7日、中国チベット自治区での騒乱や北京五輪の聖火隊の影響で、チベット側から計画通りの登山活動が困難と判断、ネパール側から登頂を目指すことを決めた。登頂は5月25日ごろを見込んでいる。三浦さんは「どちらから登っても、地球で一番高い山の頂上に変わりはない。自分自身へのチャレンジとして、頂へ挑みたい」と話している。
三浦隊は中国登山協会から入域と登山活動許可を得ており、5日にラサへ移動する予定だった。しかし、登山活動に必要なネパール人シェルパらの査証(ビザ)取得の見通しが立たない上、北京五輪の聖火隊がチョモランマ登頂を目指す5月上旬以降、三浦隊が確実に登山活動ができるかどうかについて中国側から明確な回答が得られなかった。
チョモランマの春の登山シーズンは6月上旬までだが、頂上アタックに向け、高度馴化(じゅんか)のための登山活動を一定期間行う必要がある。このため三浦隊では、チベット入りして登頂を目指すのは不可能と判断、ネパール側への変更に踏み切った。遠征隊は8日にカトマンズを出発し、20日ごろネパール側のエベレスト・ベースキャンプ入りする。
三浦さんは5年前、70歳でネパール側からの登頂に成功。今回は別ルートのチベット側から75歳での登頂を試みようとしていた。計画変更について「山は登るたびに違う表情を見せるし、状況や天候で計画変更はつきもの。75歳でまた新しい所へ挑む気持ち」と話している。