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【ウイークリーワールド】知られざるアジア ブータンをのぞく
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経済成長ではなく、国民総幸福量(GNH)を重視しているヒマラヤ山脈の王国ブータンで24日、下院に当たる国民議会の総選挙が実施された。民主化の総仕上げと位置づけられた選挙では、ティンレイ元首相率いるブータン調和党が47議席のうち44議席を獲得、圧勝した。
ジグメ・シンゲ・ワンチュク前国王は1998年、行政権を事実上手放し、2001年には成文憲法の制定が始まった。前国王は06年、皇太子に国王の座を譲り、今年のうちに新憲法が議会で承認されて立憲君主制に移行する見通しだ。
とはいえ、1907年に成立した現王朝は今後も“威光”を維持するとみられる。選挙結果を受けて元首相はさっそく、「最大限の献身と忠誠をもって国王と国家、国民に仕えるよう努める」(フランス通信)と述べた。
また、政府は1988年以降、チベット系の伝統文化維持を進めたため、ネパール系住民はネパールに逃れて難民キャンプなどで暮らしている。写真からは澄み切った高地の青空の下、伝統に根づいた人々の暮らしぶりがうかがえるが、順風満帆と決めつけるわけにはいかないようだ。












