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【グローバルインタビュー】マレーシア元副首相「野党躍進は50年に一度の変化」 (1/4ページ)
3月8日に投票されたマレーシア下院選では野党勢力が躍進し、与党連合を39年ぶりの大幅議席減に追い込んだ。その野党勢力の有力指導者で、野党第1党の人民正義党(PKR)顧問、アンワル・イブラヒム元副首相(60)の一挙手一投足が俄然(がぜん)注目を集めている。悲願の政権奪取に向けた今後の見通しなどを、クアラルンプールの事務所で聞いた。(クアラルンプール 藤本欣也)
−−今回の選挙では一体何が起きたのか
「有権者は変化を求めて投票した。経済政策、汚職、縁故主義、治安の悪化、人種間の不和に対するNOだ。今、50年に1度の変化が起きつつある。マレー系住民、華人、インド系住民が“同じ言葉”で話ができるようにしなければならない。過去の政権はマレー系、華人、インド系でそれぞれ別の政策を行っていた」
「私たちはもっと経済力をつけ、司法の独立、報道の自由も確保しなければならない。極めて重要な時期にいるのだ」
《先の下院選(定数222)では、統一マレー国民組織(UMNO)を中心とした与党連合が過半数は維持したものの、59議席減の140議席に落ち込んだ。一方でPKR、民主行動党、全マレーシア・イスラム党の野党勢力が4倍増の82議席と躍進。同時に行われた12州の州議会選でも野党側が5州で勝利した。選挙前に野党間協力をとりまとめたのがアンワル氏だった》
−−野党第1党のリーダーとして首相への道が再び開けたのではないか
「マレー半島だけでみれば、野党勢力の下院議員数は与党連合と拮抗(きつこう)している。選挙が公正に行われていたら(ボルネオ島を含めた)全マレーシアで私たちが勝っていただろう」
「私は証拠を握っている。イスマイル・イブラヒムなる軍人の名前が47カ所の投票所に登録されていたのだ。身分証明書の番号も同じだった。たった1人に47回の投票が認められていたのである」

