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野党勢力が議席伸ばす マレーシア総選挙
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
【クアラルンプール=藤本欣也】マレーシアの下院(定数222、小選挙区制)総選挙と州議会選挙が8日、行われ、即日開票の結果、アンワル元副首相らの野党勢力が議席を伸ばした。下院では統一マレー国民組織(UMNO)を中心とする与党連合、国民戦線が勝利する見通しだが、現職閣僚の落選を含む大幅な議席減少は避けられない情勢で、アブドラ首相の政権基盤や今後の政策への影響は必至だ。
9日未明までに大勢が判明するが、下院では、解散前に9割の議席を占めていた与党連合が3分の2を維持できるかが焦点となっている。
選挙報道を総合すると、野党では、アンワル元副首相の夫人で人民正義党のワンアジザ総裁が当選を確実にしたほか、アンワル氏の27歳の長女も現職の女性閣僚をリードしている。アンワル氏が顧問を務める人民正義党は議席増の見込みで、4月に被選挙権が回復する同氏の中央政界復帰への道が開かれた。インド系の与党政治家、サミー公共事業相も落選した。
また、サラワク州を除く12州で実施された州議会選では、中国系住民の比率が高いペナン州のほか、クランタン州などで野党勢力の勝利が確実となった。特に、アブドラ首相の地元で主要州のペナン州における敗北が政権に与える影響は大きいとみられている。
与党が大勝した4年前の前回総選挙と異なり今回は、マレー系住民を優遇するブミプトラ政策に反対する少数派インド系住民の大規模デモが昨年起きるなど、民族問題が表面化。物価高や治安の悪化も影響し、中国系政党の民主行動党や人民正義党が議席を伸ばした。
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