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【追跡 鳥インフルエンザ】H5N1の感染 変異の過程 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:鳥インフルエンザ
鳥のウイルスであるH5N1が人に感染し、深刻な症状をもたらすのはなぜか。水鳥からニワトリ、ニワトリから人へとH5N1が伝播する過程をたどってみよう。
そもそもH5N1ウイルスは野生のカモなどの渡り鳥に毒性がない形で存在していた。これらの水鳥(水禽類)が世界の湖沼を渡り、フンなどで汚染された水や土壌を通じて家禽であるニワトリへの感染が始まったようだ。この時点ではまだ、H5N1はニワトリに対しても毒性はないか、非常に弱かったと考えられている。
しかし、インフルエンザウイルスの遺伝子は突然変異しやすい。ニワトリの間で感染を繰り返すうちに変異を積み重ね、全身感染を引き起こす毒性の強いタイプが残っていったとみられる。
かつて、鳥のH5N1は人にはかからないとされていた。鳥のウイルスを細胞内に取り込む受容体が人にはなく、ウイルスが増殖できないと思われていたからだ。
しかし、1997年に香港でニワトリにインフルエンザが流行した際、6人がH5N1に感染して死亡。さらに、2003年以降はタイ、ベトナム、中国などでも人の感染例が報告されるようになった。




