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【追跡 鳥インフルエンザ】感染再拡大、勢い増すアジアの流行 (1/2ページ)

2008.2.10 16:53
このニュースのトピックス鳥インフルエンザ

 新型インフルエンザへの移行が懸念されるH5N1型高病原性鳥インフルエンザの流行がアジアで拡大の勢いを増している。インドネシアでは人への感染による死者が100人を超え、インド・西ベンガル州やバングラデシュでは350万羽もの鶏を殺処分。それでも鳥の流行に歯止めがかからない。中国ではH5N1ウイルスの人から人への感染も報告され「いつ起きるか、時間の問題」とされる新型インフルエンザの大流行に向け、導火線が一段と短くなってきた印象だ。

 「以前よりウイルスが人に感染しやすくなっているのではないか」

 世界の鳥インフルエンザ情報を集約し、自らのウエブサイトで日本語の要約を公表している小樽保健所の外岡立人所長は先月22日、東京内幸町の日本記者クラブで記者会見し、こう語った。昨年12月から中国、パキスタン、インドネシア、ベトナムなどアジア各地で高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1の人への感染・死亡事例が報告されているからだ。

 外岡所長によると、最近は報告の中で感染源不明の発病者が2〜3割を占めている。H5N1はいまのところ、感染して弱っているか、死んだ鳥との「濃厚な接触」がない限り、人には感染しないとされているが、その「濃厚」の度合いが少し変わってきたのだ。

 「以前なら病鳥を調理したなどといった例が多かった。最近は発病した鶏に触れただけで感染したケースもある」

 こうした懸念を裏付けるかのようにインドネシアでは今年に入って死亡例が増加している。2005年に同国内で初の死亡例が報告されて以来、わずか2年半あまりで死者数は103人。しかも、このうち9人は今年に入ってからのわずか1カ月ほどの報告である。

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