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スリランカ停戦失効 爆弾テロで20人以上死亡
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
【シンガポール=藤本欣也】スリランカ政府と反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)の間で2002年に結ばれた停戦合意が16日、正式に失効した。南東部ブッタラでは同日、路線バスを狙った爆弾テロがあり、AP通信によると、住民ら26人が死亡、60人以上が重軽傷を負った。治安当局はLTTEの犯行とみている。停戦の失効を受けて戦闘とテロが一層激化する懸念が高まっている。
スリランカでは、北・東部の分離独立を目指すLTTEと政府軍による戦闘が1980年代から続いたが、ノルウェー政府の仲介で2002年に停戦合意が成立した。
しかし恒久和平に向けた交渉は難航し、強硬派のラジャパクサ大統領が就任した05年末以降、戦闘の激化で停戦は事実上崩壊した。06年以降で5000人以上が犠牲になったとみられている。
政府は今月2日、停戦合意の破棄を閣議決定し翌3日、ノルウェー政府に通告。規定に従い、2週間後の16日、停戦合意が失効した。調停外交を続けてきた日本政府は13日、明石康・政府代表を派遣し、ラジャパクサ大統領に「深刻な懸念」を伝えたが、停戦破棄の決定は変わらなかった。
停戦の失効を受け、政府軍はLTTEの拠点、北部キリノッチへの総攻撃を開始する見通しだ。治安当局は、最大都市コロンボでのLTTEによるテロを警戒している。
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