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バーミヤンに大規模仏塔 「幻の涅槃仏」寺院か (2/2ページ)
前田耕作・和光大名誉教授(アジア文化史)の話 「7世紀に玄奘三蔵がバーミヤンに来て、実見し記録した『大唐西域記』の中で未発見の最大のものが、『千余尺』(約300メートル)あるという巨大な涅槃(ねはん)像。考古学的に基壇部が確認されたこの大仏塔が涅槃の巨像の発掘につながれば、世紀の大発見といえる。もし涅槃像の位置が特定されれば、(西域記に記された)王城の位置も自然に定まり、バーミヤンの謎の大半が解けることになる。仏塔と涅槃像の結びついた例はバーミヤンのはるか南方のガズニ仏教遺跡や、タジキスタンのアジナ・テペ仏教遺跡などがあるが、これほど大規模ではない。大仏塔に続き、伽藍(がらん)(寺院)の中に横たわる第3の大仏が見つかるかどうか見守りたい。バーミヤン遺跡の保存事業と並行して調査を続けている日本隊も、発見の夢を捨ててはいない」(共同)
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■バーミヤン遺跡 アフガニスタンの首都カブールの西約240キロにある山岳地帯の仏教遺跡。東西約1300メートルのがけ面に約1000の石窟(せっくつ)が並ぶ。一般に5−8世紀の造営とされるが、それ以前との説もある。世界最大級の高さを誇った約38メートルと約55メートルの東西2体の大仏立像は2001年、旧タリバン政権により破壊された。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が03年に世界遺産に登録した。(共同)

