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米連邦議員の軌跡にみるベトナム戦争の真実 「正義の戦い…自由を願う」 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:米国
ベトナム系米人で初の米国連邦議員となったアン・ガオ氏の国政の場へのデビューは、ベトナム戦争終結で米国への難民や亡命者として定住したベトナム人たちの34年間の労苦の成果だといえる。陥落直前のサイゴンを8歳で脱出し、両親と離れて米国で生きてきたガオ氏自身の軌跡もベトナム戦争の一つの真実を物語るようだ。(ワシントン 古森義久)
「北ベトナム軍が迫るサイゴンの空港から叔父に連れられ、米軍の輸送機で避難しました。空港一帯は国外へ逃げようとする人たちで埋まっていた。父は南ベトナム軍の大尉としてまだ戦闘中であり、母は空港へ見送りにきたが、父のために残りました。その後16年間、両親には再会できませんでした」
下院議員事務所で会ったガオ氏は42歳の年齢よりはずっと若くみえる小柄な人物だった。ベトナムなまりがなお残るとはいえ、完璧(かんぺき)な英語で明快に語った。
昨年12月のルイジアナ州2区(ニューオーリンズ市)の特別下院議員選挙で共和党のガオ候補は9期在任の民主党現職を破った。その当選は全米でニュースとなった。現職の黒人議員が汚職で起訴されていたとはいえ、民主党支持者、黒人住民がいずれも7割という選挙区で、共和党初のベトナム系議員が誕生したからだ。
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米国に着いたガオ少年はまずインディアナ州に住み、レストランで働く叔父や米人篤志家に育てられた。自分も新聞配達をした。英語はまったくわからなかったが、最初から普通の公立小学校に送られた。
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