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リチャードソン氏が指名辞退 米商務長官ポスト
【ワシントン=有元隆志】オバマ次期米政権の商務長官に指名されていたニューメキシコ州のビル・リチャードソン知事(61)は4日、同州と取引のある企業への捜査が行われていることを理由に、指名を辞退した。オバマ次期大統領もこれを受け入れ、代わりの候補者の人選に入った。
オバマ氏は昨年末までに閣僚の人選を順調に終えていただけに、政権発足前にリチャードソン氏が指名を辞退したことは痛手となった。
リチャードソン氏は声明で、「企業への捜査によって、(上院での)承認手続きに遅れが生じるのは避けられない。わが国が直面している経済状況の深刻さを考えれば、次期政権に1日の遅れも要請することはできない」と、指名辞退を決めたと説明した。
オバマ氏は声明で辞退について、「とても残念」としたうえで、将来再起用する可能性に言及した。
AP通信によると、捜査対象となっているのはカリフォルニア州のCDRフィナンシャル・プロダクツ社。ニューメキシコ州政府との間で、2004年と05年の2年間に約150万ドル(約1億4000万円)の契約を取り付けた。契約の前に、同社と同社首脳がリチャードソン氏の政治団体に献金していたという。
リチャードソン氏は「わたしも州政府もすべてに関して適切に行動した」として、不法行為に関与していないと強調した。
ヒスパニック(中南米系)のリチャードソン氏は08年大統領選の民主党候補指名争いで、オバマ氏のライバルだった。撤退後はオバマ氏を支持していた。
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