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【冷戦終結から20年 転換点の世界展望】?? ロバート・クーパー氏 (1/5ページ)

2009.1.4 09:07
このニュースのトピックス北朝鮮
「パックス・グローバリス」について語るロバート・クーパー氏(木村正人撮影)「パックス・グローバリス」について語るロバート・クーパー氏(木村正人撮影)

 冷戦終結20年に当たる節目の年頭に、英米の識者2人に転換点に立つ世界の今後を展望してもらうシリーズ。2人目は英国の伝統を受け継ぐ「学者外交官」の一人、ロバート・クーパー氏に聞いた。

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 ■「パックス・グローバリス」(全世界による平和)構築を

 (1)新ブレトンウッズ、一夜で成らず

 昨年、米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻(はたん)し、世界は金融危機に見舞われた。市場は常に失敗する。政府の介入がすぎれば、レーガン米大統領やサッチャー英首相が1980年代に行った市場重視の改革が繰り返される。逆戻りではなく、調整を加えながら循環している。

 しかし、米ウォール街の株価暴落を契機にした大恐慌や、第二次世界大戦後、経済復興のため巨額の公共投資が行われたのと同じことは起こらない。われわれは公的部門と民間部門のバランスについて学んできた。公的部門は小さく、しかも確固としていなければならない。国際通貨基金(IMF)を発足させた第二次大戦後のブレトンウッズ体制を、一夜にしてつくりかえることはできない。既存の国際機関を改革するのが適切だろう。世界中の人々が豊かさを渇望しており、グローバリゼーションを引き起こす力は非常に強い。この流れが止まることはない。

 (2)オバマ氏で世界は変わる

 米国の大統領が世界で最も力をもつ人物であることに変わりはない。大胆な政策は常に大統領から出されている。誰が大統領になるかによって世界は多大な影響を受ける。欧州はオバマ次期大統領の誕生を望んでいた。64年の大統領選で、公民権運動を推進した民主党のリンドン・ジョンソン氏が共和党のバリー・ゴールドウォーター氏に敗れていたら、世界は変わっていた。「オバマ大統領」は誕生しなかっただろう。どんな変化が起きるのか予測するのは難しいが、個性の政治への影響は無視できない。オバマ氏の印象は非常に強烈だ。

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「パックス・グローバリス」について語るロバート・クーパー氏(木村正人撮影)

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