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次期米国務長官、ヒラリー氏の東アジア政策 中国重視、日本パッシング?

2008.12.2 10:12
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オバマ次期大統領(左)から次期国務長官に指名されたクリントン上院議員=1日、シカゴ(AP)オバマ次期大統領(左)から次期国務長官に指名されたクリントン上院議員=1日、シカゴ(AP)

 【ワシントン=有元隆志】次期米国務長官に指名されたヒラリー・クリントン上院議員は東アジア政策について、日本との同盟関係を「アジア・太平洋での米政策の基盤」としながらも、米外交専門誌への寄稿では米中関係を「今世紀で最も重要な2国間関係」と位置づけており、中国重視のアジア政策を強く打ち出している。

 ヒラリー氏は昨年末、フォーリン・アフェアーズ(2007年11−12月号)に寄稿した外交構想に関する論文で、米中間では通商問題のほか、人権、チベット問題で相違があるとする半面、「中国を地球規模の枠組みに取り込むことが重要だ」として、米中協調の必要性を訴えた。

 ヒラリー氏は夫のビル・クリントン前大統領とともに1998年6月、中国だけを単独訪問し、9日間滞在し、同盟国である日本、韓国は素通りした。

 論文でも日本に関する記述はほとんどなかったため、「日本軽視」ではないかとの指摘が出ていた。批判を意識してか、ヒラリー氏は1月に日米関係重視を強調する声明を出した。声明発表に合わせ、ヒラリー氏の外交政策顧問リチャード・ホルブルック元国連大使はニューヨークの日本総領事館で講演し、「日本は米国にとって不可欠の同盟国」と繰り返した。

 国務省当局者は先月25日の日米協議の席上、「ヒラリー氏の大統領夫人としての最初の外国訪問先は日本だった」と述べ、オバマ次期大統領とともにヒラリー氏が日本に親近感を持っていると強調した。

 日米間では、北朝鮮へのテロ支援国家指定解除をめぐって、あつれきが生じた。北朝鮮の核問題や中国への対応をめぐり、いかに日米が連携していけるかが次期政権の課題となる。

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オバマ次期大統領(左)から次期国務長官に指名されたクリントン上院議員=1日、シカゴ(AP)
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