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ロシア大統領、米国の裏庭、ラテンアメリカで積極外交 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:オバマ次期米大統領
【モスクワ=佐藤貴生】ロシアのメドべージェフ大統領が、米国の“裏庭”であるラテンアメリカで積極外交を展開している。ブラジルでは、同国や中印に対してBRICs(新興市場国)4カ国での首脳会議開催を呼びかけたほか、ベネズエラではボリビアなど反米色の強い国の首脳とも会談、関係強化に意欲を示した。エネルギーや兵器売買の分野での協力強化を軸にこの地域における親露派を形成する狙いがうかがえ、米国の神経を逆なでするのは確実だ。
メドべージェフ大統領は26日、訪問先のブラジルで穏健左派のルラ大統領と会談後、「金融危機に対応し、新たな国際金融システムを構築するために協力する」との共同声明を発表。メドべージェフ大統領はロシアに来年、ブラジル、中国、インドの首脳を招いてBRICs4カ国による会議を行う意向を表明した。
株価が今年5月のピーク時から7割前後も下落し、通貨ルーブルの価値が下がり続けているロシアを筆頭に、BRICs諸国も米国発の金融危機に影響を受けている。とはいえ、国土面積や人口がいずれも世界10位以内というこの4カ国が将来、世界経済を牽引(けんいん)する潜在力を秘めていることも事実だ。
ロシアは金融危機の発生前後から「世界の多極化」の必要性を繰り返し強調、メドべージェフ大統領の発言からは国際金融におけるBRICsの存在感を強める狙いがうかがえる。
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