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【外信コラム】アイ・ラブ・ニューヨーク 究極のアイドル
このニュースのトピックス:オバマ次期米大統領
話題が多かった米大統領選の恩恵を最も受けたものの一つにNBCの政治風刺番組「サタデー・ナイト・ライブ」があげられる。女性初の共和党副大統領候補だったサラ・ペイリン氏にそっくりのコメディー女優ティナ・フェイさん演じる偽ペイリンが評判となり、視聴率はうなぎ上り。巷では「頭が空っぽなフェイ・ペイリン」のイメージがすっかり根付いてしまった。
共和党候補にとってありがたくない番組のはずだが、10月には本物のペイリン氏、今月1日の放送にはマケイン上院議員が登場した。マケイン氏がフェイさんと出演したコントは、主要ネットワークで30分間の広告を流したオバマ陣営に対抗してショッピング専門チャンネルQVCの放送枠を買い取ったという設定。「選挙戦にはお金がかかり、われわれはQVCしか買えなかった」とマケイン氏がやると、偽ペイリンが「本当にお金がかかる」と自分の服をさわってみせ、15万ドルともいわれたペイリン氏の服飾費問題をチクリ。マケイン氏もこれには苦笑いだった。
ユーモアが分かる人物というイメージを振りまくため、ここに出たらどんなに高名な政治家でも自虐ネタは必須だ。取材を通じて感じたのは、米大統領選とは「最強かつ究極のアメリカン・アイドル」を選ぶ戦いではないかということだ。自分を笑い飛ばせるタフさがなければ務まらない。アイドルはつらいのだ。(長戸雅子)
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