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【週刊ハリウッド】大成功の代償…アカデミー賞女優ジェニファー・ハドソンを襲った惨劇の背景 (1/2ページ)

2008.11.1 13:04
このニュースのトピックス週刊ハリウッド
ハドソンさんの母の自宅前に捧げられたぬいぐるみや写真=10月28日(AP)ハドソンさんの母の自宅前に捧げられたぬいぐるみや写真=10月28日(AP)

 飲酒、ドラッグ、家庭内暴力といった事件はハリウッドスターたちの派手な生活にはつきもの。しかし、このほどアカデミー賞女優、ジェニファー・ハドソン(27)を突然襲った悲劇は、よくあるセレブのご乱行とは次元の違う、米社会の重苦しい現実を浮き彫りにした。

 「映画も音楽も、それからファッションの仕事もやってみたい。やりたいことはいくらでもあるわ」。

 ハドソンはこの夏、AP通信のインタビューに生き生きと語っていた。

 しかしハドソンは先週末、ロサンゼルスで予定されていた新作ビデオの収録をキャンセルし、母親、兄、そして7歳のおいが殺された事件で、故郷のシカゴに戻らなければならなくなった。

 「彼女の家族がまだ、サウスサイドに住んでいたことが驚きだ」。

 事件後、米メディアやブログでは、こんな声が上がった。

 サウスサイドとは、シカゴ南部の低所得層が多く住む一角。レッテルを張るわけではないが、一般的には治安がいいとは到底みなされない地区だ。

 だが、殺された母親のダネルさんは、成功し富を手にした娘から何度も転居を勧められても、がんとして応じなかったという。「彼女は(娘が成功してからも)ちっとも変わらなかった」と近所の人はメディアに語っている。

 母親が転居を拒んだ理由は、地元への愛着だけが理由とはかぎらない。白人高所得者層地域に移ったところで、住民が温かく迎えてくれる保証はない。貧困の中に残された親族や知人から恨みを買うかもしれない。

 人種や収入による厳然たる区別が存在する米社会で、生まれ育った環境から脱出するのは簡単な話ではない。

このニュースの写真

ハドソンさんの母の自宅前に捧げられたぬいぐるみや写真=10月28日(AP)
ジェニファー・ハドソンさんおおいが遺体で発見された現場を捜索するシカゴ警察=10月29日(AP)
ハドソンさんの母の自宅前に捧げられたぬいぐるみや十字架。近隣の住民らが冥福を祈った=10月28日(AP)
キャンドルを手にハドソンさん一家の悲劇に祈りを捧げる近隣の住民ら=10月27日(AP)
ハドソンさん一家の悲劇を知って教会に設けられたボードにメッセージを書く市民=10月27日(AP)
殺害されたおいの写真と十字架。ハドソンさんの母の自宅前に捧げられた=10月27日(AP)
殺害現場で捜索するシカゴ警察=24日(AP)
ハドソンさんの自宅前にはぬいぐるみや花が届けられた=24日、シカゴ近郊(ロイター)
米大統領選の民主党候補指名を行った党大会で国家を歌ったジェニファー・ハドソン=8月28日、デンバー(ロイター)
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