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NATO非公式国防相会議、アフガンでロシアとの協力継続
このニュースのトピックス:米国
【ロンドン=木村正人】北大西洋条約機構(NATO)の非公式国防相理事会が18日、2日間の日程でロンドンで始まった。デホープスヘッフェル事務総長は同日、英王立総合防衛研究所で講演、グルジア紛争に関する同国への支援を改めて強調したが、グルジア加盟問題については「いつ加盟が実現するかという予定表があるわけではない」と慎重な姿勢を見せた。
同理事会では、ロシアのグルジア侵攻で国内に多数のロシア人を抱える旧ソ連構成国のバルト3国などで自国防衛への懸念が広がっているため、相互防衛体制を点検・補強することや、アフガニスタンでの旧支配勢力タリバン掃討作戦などについて協議している。
同事務総長は現在、ロシアとの協力関係は中断されているが、麻薬撲滅などアフガンに関する協力は継続されていると指摘。「欧州は真にロシアを必要としている」とも述べ、紛争解決のためロシアとの窓口は依然として開かれていることを強調した。
グルジアとウクライナの加盟問題についてNATOは4月の首脳会議で、いずれ加盟「候補国」とすることで一致。しかし今回の紛争でグルジアの加盟は事実上、遠のいたとの見方が欧州には広がっている。ウクライナでも連立政権が崩壊、同国内の加盟論議は停滞する可能性が強い。
こうした状況を受け、英国際戦略研究所(IISS)のチップマン所長は18日、過去1年の国際情勢を展望した「戦略概観2008」の発表会見で、「NATOがこのまま拡大政策を進めるのは戦略上の誤りだ」と断言。「拡大政策を(いつかはロシアとの戦火を招く)ロシアン・ルーレットにしてはならない。今、優先しなければならない課題はすでに加盟している国の安全を保障することだ」と指摘した。
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