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マケイン氏、ペイリン氏を副大統領候補に起用 清新なイメージで対抗 女性票獲得狙いも (1/2ページ)
【ワシントン=渡辺浩生】米共和党の大統領候補指名が確実なマケイン上院議員(72)が副大統領候補に、女性のペイリン・アラスカ州知事(44)を起用したことは、民主党大統領候補の指名を受諾したばかりのオバマ上院議員(47)の陣営にも大きな「サプライズ」となった。クリントン上院議員の支持者である女性票獲得の狙いがあるのは明らかだが、ペイリン氏は行政経験が浅いこともあり、どれだけ幅広い支持を集められるかが焦点となる。
28日夜、アラスカから小型機で駆けつけたペイリン氏。知名度は低いが、初の女性州知事として地元政治の刷新を掲げ、共和党保守派から根強い支持がある。
当初、副大統領候補には、ロムニー・前マサチューセッツ州知事(61)ら実力派の名前が取りざたされた。しかし、オバマ氏が政界のベテランのバイデン上院議員(65)を選んだことに対して、マケイン氏は「オバマ氏の『変革』のイメージにほど遠い」と批判。自らの豊富な経験と強いリーダー像に、ペイリン氏の清新なイメージを組み合わせて、オバマ・バイデン両氏のコンビに対抗する構えを整えた。
ブッシュ大統領の支持率低迷で共和党全体に逆風が吹き、民主党候補のオバマ氏からも「ブッシュ政権3期目」と攻撃を浴び続けるマケイン氏だが、オバマ氏との支持率の差を縮め、最近の世論調査はほぼ横並びだ。米ギャラップ社が26日発表した世論調査では46%と、オバマ氏を2ポイント上回り逆転した。
グルジア紛争でロシアが軍事侵攻した直後からロシア軍の即時撤退と米欧の結束を訴えるなど「危機に強い最高指揮官」の印象を与えることに成功したことが大きい。
ピュー・リサーチセンターの8月の世論調査によると、オバマ氏は、クリントン氏の支持者の72%の支持しか獲得していない。マケイン陣営はこのクリントン氏支持の女性票や無党派層を獲得して接戦をものにする戦略のようだ。

