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米海軍、戦闘部隊派遣の動きでロシアに圧力 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:米国
【ワシントン=山本秀也】米国防当局者によると、グルジアへの人道支援物資の輸送にあたる米海軍のイージス艦が20日、地中海クレタ島の停泊地を離れた。黒海につながるボスポラス海峡などを管理するトルコ政府が、米艦艇3隻の同海峡通過を承認したことを受けたもの。他の2隻も派遣準備を急ぐ。
戦闘艦の黒海派遣の動きはロシアにグルジアからの撤退を促す圧力という側面が強い。同時に、情勢に与えるインパクトは大きい。このため同当局者は「派遣計画は最終確定していない」と、なお流動的だとの認識も示している。
3隻の米艦艇は第6艦隊旗艦の揚陸指揮艦マウント・ホイットニー、イージス型駆逐艦マクフォール、沿岸警備隊の巡視船ダラス。同当局者によれば、イージス艦と巡視船はクレタ島スダ湾で、揚陸指揮艦はイタリアの軍港ガエタで支援物資などの積み込みを進めていた。
国務省のロバート・ウッド副報道官代行は20日、トルコ政府が通過を承認したことを明らかにし、手続き上は派遣の環境が整った。一方、ロシア軍の撤退状況については、米国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官が規模、速度ともに不十分だとの見解を示すなど、ブッシュ政権の不満は強い。
戦闘艦の派遣計画は、こうした米側の意思をロシアに示すものであり、海軍の病院船派遣とは比較にならないほどの強いメッセージとなる。ウッド氏は、戦闘艦の派遣計画と入れ替わる形で病院船派遣が見送られる可能性も示した。
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