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米軍に神経とがらせるロシア グルジア紛争 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:米国
【モスクワ=佐藤貴生】人道支援が目的とはいえ、米軍の輸送機がグルジアに乗り入れる事態に、ロシアは神経をとがらせている。ただ、米軍の戦闘部隊と直接にらみ合うことは得策でなく、対米関係のこれ以上の険悪化を回避するよう配慮しつつ、紛争で手にした“既得権益”の維持を図るといった戦略を模索している可能性もありそうだ。
ロシアのラブロフ外相は14日午後、ラジオ局「エホ・モスクブイ」の番組に出演し、グルジアの領土保全は「事実として制限されている」とし、領土保全に関する対話は行わないことを示唆した。また、サーカシビリ大統領を「扇動者」と呼び、同大統領とは停戦合意に向けた交渉を行わない意向を示した。
このような外相の姿勢は、米軍輸送機のグルジア乗り入れに対するロシア側の反発を示すものとも受け取れる。
外相は13日、グルジアの首都トビリシの北西約60キロのゴリや西部のセナキ周辺に、「武器弾薬の保全や秩序回復」の目的で軍が進駐していることを認めた。ロシア軍がゴリで、実際にどのような行動を取ったのかは情報が錯綜(さくそう)して不透明な面もあるにしろ、メドべージェフ大統領がサルコジ仏大統領との間で合意した「和平原則」に反しているのは明らかだ。
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