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「電車、バスが人気」「芝刈り機も手動に」 ガソリン高騰で米国に異変 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:米国
自動車がなければどこにも行けないロサンゼルスだが、一部には鉄道も走っている。郊外と中心部を結ぶメトロリンク社は6月、1日の乗降客が5万人に達し、創業以来の最高記録を更新した。昨年同期に比べ、15・6%の増加だという。一方で、カリフォルニアのフリーウェイ(高速道路)の通行量は前年比で1・5%減った。
公共交通の充実を求める声に押され、大リーグのドジャースはロサンゼルス市と合同で、本拠地ドジャー・スタジアムと市中心部を結ぶ公共バスの運行再開を決めた。同種のバスは1962年から94年まで走っていたが、利用者の低迷で廃止されていた。球場をぐるりと取り囲む広大な駐車場にマイカーが並ぶ、米野球観戦におなじみの光景にも変化がみられるかもしれない。
現在、深刻な住宅市場の低迷に見舞われている南カリフォルニアだが、ガソリン高騰はそれに追い打ちをかけている。近場といえるロサンゼルス郡内でも前年比で23%もの下落を記録しているが、車での通勤に1時間以上かかる郊外の住宅地となると、40%を超える投げ売り状態になっているところも珍しくない。
思わぬ活況にわいているのが、芝刈り機業界だ。きれいに刈りそろえられた庭の芝生がステータス・シンボルになる米国だが、エンジン式芝刈り機では燃料費がかさむ。そこで、手間がかかるとして見向きもされなかった手動式芝刈り機に人気が集まった。売り上げは前年比で70%増と爆発的な伸びを示している。

