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赤十字マーク無断着用、大統領が謝罪 コロンビアの人質救出作戦

2008.7.17 09:00
このニュースのトピックス米州
コロンビアを訪問したドラノエ・パリ市長(左)と話すウリベ大統領=12日、ロイターコロンビアを訪問したドラノエ・パリ市長(左)と話すウリベ大統領=12日、ロイター

 【ロサンゼルス=松尾理也】南米コロンビアのウリベ大統領は16日、左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」に対して人質となっていた元同国大統領候補、イングリッド・ベタンクールさんらの救出作戦を決行した際、同国兵士がFARC側を欺くため赤十字の記章を付けていたことを認め、謝罪した。

 世界各地の紛争地で人道・医療支援を行う赤十字は、いかなる政治、軍事勢力からも中立の立場を保持しており、軍事行動の際の赤十字マークの無断使用はジュネーブ条約で禁止されている。赤十字国際委員会(本部・ジュネーブ)の報道官はコロンビア政府から謝罪があったことを認めた上で、今後もFARCが拘束する人質解放に向けて努力を続けることを表明した。

 記章の無断着用は、救出に向かう兵士の胸に赤十字マークが付けられている写真が米CNNテレビなどによって報道されたことがきっかけで明るみに出た。同国政府が調査したところ、兵士の1人が「拠点に着陸する直前、あまりに大勢のゲリラがいたため恐怖を感じ、着用してしまった」と認めたという。

 ウリベ大統領は「無断着用を申し訳なく思っている」と謝罪した上で、救出後に地上に残された50人以上のゲリラを一切攻撃することなく引き揚げたことなどを挙げ、「作戦はあくまで救出のためであり、攻撃ではなかった」と釈明した。

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コロンビアを訪問したドラノエ・パリ市長(左)と話すウリベ大統領=12日、ロイター
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