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イー・モバイルCM放送中止 「猿」がオバマ氏連想 (1/2ページ)
【ワシントン=渡辺浩生】サルがふんする大統領候補が「チェンジ!」と聴衆に呼びかける−。こんなCMを制作した日本の携帯電話会社イー・モバイルに対して、米国初の黒人大統領を目指す民主党のオバマ上院議員を連想させ、「人種差別にあたる」という批判がインターネットのブログを通じて相次ぎ、同社が先月末にCM放映を中止していたことが分かった。日本でも盛り上がるオバマ人気に便乗したい思惑が裏目に出た格好。人種問題に鈍感な会社が企業イメージを損なう恐れはネット社会の到来で一段と高まっている。
CMは「新ケータイ候補 イー・モバイル」の文字とともに、スーツ姿のサルが選挙集会の演壇に登場。オバマ陣営の合言葉「Change(変革)」というプラカードを掲げる支持者に、携帯電話の「チェンジ」を呼びかける内容だ。
ところが、CMの放映が始まると動画サイト「ユーチューブ」に転載され、ブログで日本在住外国人から「人種差別的内容」と批判が続出。例えば、在日アフリカ系外国人のサイト「ブラック・トーキョー」に6月19日付で、「変革はいいことだが、候補者をサルに見立てるのはノーだ。オバマ氏を連想する私はクレージーだろうか」とイー・モバイルへの抗議を呼びかける投稿が掲載された。
携帯CMが火を付けた日本の人種問題論争を、英紙デーリー・テレグラフ(電子版)が同23日付で報道。イー・モバイルは同27日に放映の中止を決めたが、ロイター通信、英紙ガーディアン、米UPI通信が同日付で追随した。
米CNNも2日、東京発でリポート。その中で在日のアフリカ系米国人は「企業はサルを使って黒人を描くことがタブーなことなど考えもしなかったはず」と指摘。イー・モバイルのエリック・ガン社長は「米大統領選からのアイデアをコピーしただろう、と言われればそうだ」と認めたが、サルは同社のマスコットで人種差別の意図はなかったと強調した。
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