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米最高裁、クジラ保護の判決見直しへ 潜水艦のソナー使用に理解

2008.6.30 08:52
このニュースのトピックス捕鯨

 【ワシントン=山本秀也】クジラやイルカに害を与える可能性があるとして、米海軍の潜水艦に音響探知機(ソナー)使用を規制する判決が相次いでいる問題で、米連邦最高裁はこのほど、使用規制の排除を求めるブッシュ政権の上告を受理する決定を下した。外国捕鯨船を狙った環境テロまでが横行する米国内の鯨類保護運動に対し、国防上の必要に基づく司法の枠が示される可能性が出てきた。

 この問題は、カリフォルニア州南部沖の太平洋で、演習中の米潜水艦が索敵のため使用する中周波アクティブ・ソナーが、クジラ、イルカの器官異常を招き、浅瀬で座礁死する原因となっているとして、環境保護団体が使用差し止めを求めていた。ロサンゼルス連邦地裁が「鯨類保護」を理由に大幅な使用規制を命じ、控訴審も原判決を維持したことで、「ソナーの使用は国防上欠かせない」とする米政府が最高裁の判断を求め上告していた。

 ブッシュ政権は、下級審での判決後も、ソナーを使った演習は「国防上の重要度がきわめて高い」として、演習の継続方針を表明していた。

 別の環境保護団体がやはりソナーの使用差し止めを求めた裁判では、控訴審でソナーの使用を認める判断が示されるなど、米国内の司法判断は揺れていた。最高裁の上告受理は、鯨類保護と国防上の必要に司法のガイドラインを示すものとして注目されている。

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