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ハシゴ外された? 豪などにフラストレーション (1/2ページ)

2008.6.25 17:56
このニュースのトピックス捕鯨

 チリのサンティアゴで開かれている第60回国際捕鯨委員会(IWC)総会は24日、各国間の対立が激しく個別には歩み寄りが期待できない重要事項を議論するための作業部会設置で合意した。非難決議案の応酬や脱退のほのめかしが日常的な光景となっていた同総会だが、今回は「正常化」の合言葉の下、現在まで決議案や動議が出ないという異例の穏やかさだ。思わぬ「和解ムード」に、これまで強硬に日本を批判してきた代表団や非政府組織(NGO)からはとまどいの声も上がる。(サンティアゴ 松尾理也)

 日本の調査捕鯨を批判する一方、環境団体の過激な抗議活動には同情的なオーストラリア代表団。総会にはピーター・ギャレット環境相が自ら乗り込んだ。

 つるつるにそり上げたスキンヘッドが印象的なこのギャレット環境相、豪人気ロックバンド「ミッドナイト・オイル」の元ボーカリストで、ファンも多い。環境保護運動に関心が強く、2004年に国会議員に初当選。07年発足したラッド政権で環境相として入閣を果たした。

 社会派メッセージで人気を博したロックスター時代さながらに、ギャレット環境相は、出発前のインタビューで「日本とは絶対に妥協しない。少しならばクジラを殺してもいいと譲歩するなんてありえない」と怪気炎をあげた。

 だが、ふたを開けてみれば、「投票より合意を」と呼びかける議長の運営方針に大半の加盟国が賛同。24日には、これまで対立が続いていた事項について小人数での包括的話し合いで打開を目指す「正常化作業部会」の設置が決定し、総会は一気に雪解けムードすら漂いだした。

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