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食糧サミットで米主導権発揮へ 「遺伝子組み替え」普及狙う (1/2ページ)

2008.6.3 10:09
このニュースのトピックス遺伝子組み換え
「食糧サミット」に出席のため、ローマに到着した福田首相と貴代子夫人=2日(共同)「食糧サミット」に出席のため、ローマに到着した福田首相と貴代子夫人=2日(共同)

 【ワシントン=渡辺浩生】6月3−5日にローマで開催される国連食糧農業機関(FAO)主催の「食糧サミット」で、米政府は世界的な食糧危機への対応に主導権発揮を狙っている。食糧価格高騰の主因というバイオ燃料批判をかわすとともに、農業生産性向上には、米主導で開発を進めてきた遺伝子組み換え(GM)技術を途上国に普及させたい思惑がある。

 ブッシュ政権の代表団を率いるシェーファー農務長官は出発を前にした会見で、「米国の貢献は世界の食糧援助の2分の1を占めている」とし、緊急人道援助、食糧供給拡大、農業技術支援を主導し、各国の協力を強く促すと述べた。穀物の主要生産国には「自国を優先した輸出規制は食糧価格に逆効果」として、解除を働きかける考えだ。

 米バイオ企業が開発を進めてきたGM作物は、国内でトウモロコシの73%、大豆の91%と、穀物生産の大半を占めるまでになっている。ブッシュ政権は「急増する食糧需要に対応する有効手段」と途上国にアピールし、普及を促す方針だ。

 一方、サミットの焦点のひとつバイオ燃料をめぐっては、FAOと経済協力開発機構(OECD)が作成した最新報告書で「商品価格の上昇を支える大きな要因」と指摘され、トウモロコシを原料としたエタノール増産目標を掲げる米政権に批判が集まるのは確実。

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「食糧サミット」に出席のため、ローマに到着した福田首相と貴代子夫人=2日(共同)
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