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イスラエルとシリア間接和平交渉を発表 焦点はゴラン高原の返還 (1/2ページ)
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【カイロ=村上大介】ブッシュ米政権がパレスチナ・イスラエル和平交渉を推進しようとする中、シリアとイスラエルの和平交渉が2000年以来、8年ぶりに再開された。トルコが仲介する間接交渉の形をとり、来月初めにも第2回交渉が行われるという。焦点は、1967年の第3次中東戦争でイスラエルが占領した戦略的要衝、ゴラン高原の返還問題で、イスラエルのオルメルト首相は「困難な譲歩を行う用意がある」と表明した。米国が孤立させようとしているシリアとの交渉がなぜいま、急浮上したのか。
交渉が明らかになったのは21日。イスラエル政府が間接交渉開始を発表し、シリア側もただちにこれを確認する声明を出し、両国が事前に調整していたことをうかがわせた。交渉は19〜21日の3日間、イスタンブールで開かれ、両国の代表は顔を合わせることなく、トルコ当局者が交渉の枠組みなどをめぐる双方の立場のすりあわせを行った。交渉は今後、定期的に開かれ、軌道に乗れば「直接交渉」への格上げも視野に入れているという。
両国の和平交渉は91年のマドリード中東和平会議で始まり、具体的な実を結んでいないものの、90年代を通じて水面下の交渉は断続的に続き、ゴラン返還と平和条約締結をめぐる争点はかなり絞り込まれている。
シリアは第3次中東戦争での占領地域の全面返還を要求し、これを拒むイスラエルとの隔たりは大きいようにみえる。だが、イスラエルは90年代前半の故ラビン首相時代から、同国北部ガリラヤ湖東岸から数キロの地点で崖のように切り立つゴラン高原の「高原部」からの撤退には原則的に応じる構えをみせていた。