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米 戦略石油備蓄補充停止 原油高に対処
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【ワシントン=渡辺浩生】米エネルギー省は16日、原油価格高騰に対処するため、戦略石油備蓄(SPR)の積み増しを停止すると発表した。年内最大1300万バレルの受け取り契約を見送ることで、市場流通量を増やし、需給の緩和につなげる考えだ。
1バレル=127ドルを超す原油先物価格の高騰が続く中、米上下院は14日、75ドル以下に低下するまでSPR積み増しを停止する法案を可決。ブッシュ大統領は当初拒否権を発動する方針を示したが、価格高騰の国民生活や景気の影響に配慮して法案署名の意向を固めたとみられる。
SPRは1970年代の石油ショック後、大規模な供給不安に備えて設置され、テキサス、ルイジアナ両州に備蓄施設がある。容量は最大7億2700万バレルで、現在の備蓄量は7億270万バレルに上る。
備蓄は石油会社からの購入のほか、国内油田の使用料として現物で受け取って調達する。同省によると、8〜12月に日量7万6000バレルを受け取る契約を見送るほか、既存契約分も延期する。ただし、「価格に与える効果は一時的」(アナリスト)という見方がもっぱらだ。