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【票流底流】「2極化」克服できるか ビターゲートとオバマ (2/3ページ)
このニュースのトピックス:米国
当日、オバマ氏の演説に、キャンベルさんはなんの問題も感じなかった。それどころか、「すばらしい演説だ」と感激した。帰宅して、興奮の冷めないうちにそれをブログに書いた。
数日経って、異変が起きた。「バブルの中で暮らしているんじゃないか」「お前は他の世界を知らない」。オバマ氏の発言内容がテレビや新聞で報道され始めるや、「マムクラッツ」にとげとげしい調子のコメントが殺到した。
キャンベルさんは驚いた。「オバマ氏は人々を見下したわけではない。本質的な問題を解決せず、銃や宗教や、移民への反感を持ち出して票に結びつけようとしている現在の政治を批判しただけ」と反論する。
だが、サンフランシスコというリベラルな都会に住み、ブロガーという先端的存在でもあるキャンベルさんのような人物が反論すればするほど、対極に位置するスモール・タウンの住民たちは反感を抱く−。そんな構図が米国にはある。オバマ氏の発言が失言であろうとなかろうと、結果的にその対立の構図を深める方向に作用したことは、まぎれもない事実だ。
政治サイト「ポリティコ」は「なにより、発言の場所がサンフランシスコだったのがまずかった」と分析した。サンフランシスコは全米でも有数のリベラルさで知られ、「青」の象徴ともいえる土地柄だ。