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【票流底流】「2極化」克服できるか ビターゲートとオバマ (1/3ページ)
このニュースのトピックス:米国
「ひとつのアメリカ」の理想を掲げるオバマ候補がいよいよ、米大統領選の民主党の指名獲得に近づきつつある。だがオバマ氏は本当に、赤(共和党支持)と青(民主党支持)に分裂した米国をひとつにまとめ上げることができるのか。そんな疑問を人々に抱かせたのが、「ビターゲート事件」だ。共和党のマケイン候補との対決を見据え、オバマ氏にとっていつ破裂するかわからない時限爆弾ともいえるこの騒ぎのいきさつを、震源地から見つめ直してみた。
(サンフランシスコ 松尾理也)
「ビターゲート事件」とは、オバマ氏が4月初め、サンフランシスコの資金集め集会での演説で、「田舎町(スモール・タウン)の住人たちは、生活苦から苦々しい(ビター)思いを抱き、銃や宗教にしがみつく…」と発言した問題のことだ。当の「スモール・タウン」の人々、とりわけ白人の労働者層から「われわれを見下したエリートの発言だ」と集中砲火を浴び、ウォーターゲート事件にひっかけて「ビターゲート事件」と呼ばれるようになった。
スタンフォード大職員で、女性による政治ブログ「マムクラッツ」を運営するブロガーでもあるグレニア・キャンベルさんは、その集会に居合わせた。「母親=マム」と「民主党=デモクラッツ」を組み合わせた名称からわかるように、熱心な民主党支持者のキャンベルさんは、集会後、みるみるうちに騒ぎが拡大していくさまを、苦い思いとともに見守った。