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米国で小売店での値切りが復活
【フォートマイヤーズ(フロリダ州)=USA TODAY(ディック・ホーガン)】景気の減速、食料品価格の高騰などを背景に米国で値切る客が増えている。インターネットで価格情報が得られることも、値段交渉をしやすくさせる要因のようだ。
フロリダ州フォートマイヤーズで衣料店を経営するレミー・フェネラスさんは「かつては50ドル(約5000円)と値段を付ければ50ドルで通った」。だが、最近は値引きを求める客が増えてきたという。
定価販売を基本としてきたホームデポのような全国チェーンでも、最近は条件付きながら値引きを認め始めた。クレイグ・フィッシェル広報担当は「地域の他店で扇風機が79ドル(約7900円)で売られていれば、うちではその10%引きで売る」話す。一方、フォートマイヤーズの家具店、ロブ&スタッキーのダン・ラブナー営業企画部長は「常連客は質の高いサービスと従業員との密接な人間関係で恩典を得ている。値引き以上の価値があるはず」と値引き販売に反対する。
フロリダ・ガルフコースト大のダン・ボルジア准教授(金融学)は「値引きは今に始まったわけではない。子供のころ、イタリア系の祖母が野菜や果物を値切って買っているのを見て驚いたことを思いだす。価格に対し柔軟に対応するのは自然なこと。商品が何であろうと買う方に強みがあれば、値引きは成立する」と話している。
写真=「最近は値引きに応じざるを得なくなった」と話すフロリダ州フォートマイヤーズで衣料店を経営するレミー・フェネラスさん(左)。右は来店した客に応対するクローデット夫人(USA TODAY)
(原題)Retail customers revive the art of haggling
(c) 2008, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.