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NY市が臓器保存救急車を配置へ
このニュースのトピックス:臓器移植
【ニューヨーク=USA TODAY(ロバート・デービス)】ニューヨーク市では、死亡直後の遺体を保存する装置を備えた“迅速に内臓を回復させる救急車”を早ければ数カ月以内に消防署に配置する。臓器提供の意志がありながら病院の外で亡くなった人の臓器が、移植に間に合わないケースを減らすことを狙っているという。
米国内では脳死後に臓器を提供することを希望している人は1万2000人いるが、実際にドナーになるのはその半分。
理由は病院外で死亡が確認された場合、不必要な出費をなくし、サイレンを鳴らして走る危険を避けるため、遺体をゆっくり搬送するからだ。家族の承諾を得なくても救急車内で遺体を臓器提供用に保存できれば、臓器提供の可能性が高まる。
ニューヨーク市消防署のブラドリー・カウフマン医長は「遺族から『当人は臓器提供を望んでいた。どうすればできたのか』との苦情を聞く。救急車が患者ではなく遺体を運ぶことになった場合、現状では臓器移植に貢献できない」という。
ベレビュー病院の救急医療部長であるルイス・ゴールドフランク教授は「この計画が実現すれば、臓器移植は非常に増えるだろう」と指摘。一方、モンテフィオーレ病院のナンシー・ダブラー生命倫理学部長は「遺体に適切な措置をするのは極めて難しいのではないか」と消極的だ。(USA TODAY=ロバート・デュッチ)
(原題)Buying time for organ recovery
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