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北朝鮮 原子炉の資料1万8000ページ分提出
【ワシントン=有元隆志】マコーマック米国務省報道官は8日の記者会見で、平壌を訪れた同省のソン・キム朝鮮部長が、北朝鮮側から核爆弾の原料となるプルトニウム製造に関する大量の文書の提供を受けたことを明らかにした。米政府関係者によると、文書は合計で1万8000から1万9000ページの間で、寧辺の実験用黒鉛減速炉の稼働記録が中心という。
同報道官はキム部長が帰国した後、直ちに記録の分析作業に着手し、北朝鮮が進めてきたプルトニウムによる核計画の検証を行う方針を示した。文書分析にあたっては、日本をはじめ核問題をめぐる6カ国協議の他の参加国とも、情報を共有するなど緊密に連携していくという。
同報道官は「文書は6カ国協議を進めるうえで役立つ」と述べ、文書を提出した北朝鮮側の対応に一定の評価をしつつも、「非常に慎重に調べなければならない。われわれの最優先事項は検証だ」と強調。見返り措置としての、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除など今後の米政府の対応については言及しなかった。
6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、北朝鮮のプルトニウム保有量について、「30キロから50キロの間」との見方を示してきた。
マコーマック報道官は核問題の交渉と並行して、平壌で行われた北朝鮮への食糧支援をめぐる協議については「結論に達していない」と述べた。ただ、国務省当局者がAP通信に語ったところでは、協議は合意に近づいているという。
米政府は供与される食糧が軍事転用されるのを防ぐため、米国などによる監視態勢の強化を求めてきた。同当局者によると、北朝鮮側はより多くの監視員を受け入れる方向になっている。

