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【外信コラム】ポトマック通信 リフォームブーム
このニュースのトピックス:サブプライムローン
記者が住むアーリントン郡北18番通りはマイホームの改装が大流行である。
隣に住む広告代理店勤務、ジムさん宅は2階のバスルームを新しくし、地下室をジム兼ビデオルームにした。その隣の博物館勤務のテリーさんは居間や台所、寝室の床や壁をスペイン風に張り替えた。弁護士、ジョンさん宅の前では毎日大工が材木を削っている。わが家にも「リノベーションはいかが」と勧誘電話がよくかかってくる。
“ブーム”は折からの住宅不況と無縁ではない。
米国では、出世や転職で所得が増えるごとに、より大きな家に移り住む人が多い。住宅価格は下がらないという“神話”が、このヤドカリのような住み替え志向を支え続けた。
しかし、サブプライムローン(低所得者向け高金利型住宅融資)問題に伴い住宅価格下落の底は見えない。そこで買い替えは当面あきらめ、リフォームにお金を注ぐというわけだ。「生活の質を上げ、自宅の価値を上げることにもなる。銀行ローンの金利も低いしね」とジムさんは話す。
日本の知人はサブプライム関連のニュースに「米国中が空き家だらけになっていると思った」と話す。確かに不況が厳しい中西部ではそういう街もある。ただ、景気後退期でもそれぞれが消費に精を出している。それが米経済の底力だとも思う。(渡辺浩生)