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核爆弾製造工場把握せず ヒル国務次官補 (1/2ページ)

2008.5.3 18:32
このニュースのトピックス北朝鮮拉致事件

 【ワシントン=有元隆志】訪米中の拉致被害者「家族会」と支援組織「救う会」、拉致議連の合同訪米団は2日昼(日本時間3日未明)、米国務省で6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)と面会した。ヒル氏は核計画の申告をめぐる北朝鮮との交渉で、核爆弾製造工場の位置に関する説明を受けていないことを認めた。現時点では米政府などが求める「完全かつ正確な申告」とはほど遠く、ヒル氏も「それが問題点だ」と述べた。

 ヒル氏は北朝鮮が保有する核兵器の原料となるプルトニウムの量について「30キロから50キロの間」と推定。「問題はプルトニウムがテロ集団に簡単に渡せるような状態にあることだ」と指摘した。ウラン濃縮による核計画や北朝鮮とシリアとの核開発協力については、「現在行われていない」との見方を示し、プルトニウムを最優先で解決すべき問題と位置づけた。

 増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で「家族会」事務局長の照明さん(52)が、拉致事件を棚上げにしたまま北朝鮮に対する米政府のテロ支援国家指定を解除しないよう求めたのに対し、ヒル氏は「拉致がテロであるか定義したりする立場にはない」と述べるにとどまった。

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