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本選挙にらむオバマ氏 巻き返し狙うクリントン氏  (1/2ページ)

2008.4.23 19:18
このニュースのトピックス米国
22日、米ペンシルベニア州フィラデルフィアの選挙集会で演説するヒラリー・クリントン上院議員(右)と、拍手する夫のクリントン前大統領(AP)22日、米ペンシルベニア州フィラデルフィアの選挙集会で演説するヒラリー・クリントン上院議員(右)と、拍手する夫のクリントン前大統領(AP)

 米大統領選民主党候補指名争いは22日、終盤戦で最大の票田となる東部ペンシルベニア州での予備選でヒラリー・クリントン上院議員(60)が勝利した。敗北すれば撤退必至とみられていただけに、逆転勝利に向けなんとか望みをつないだかたちだ。獲得代議員数で100人以上の差をつけるバラク・オバマ上院議員(46)が優位な情勢であることに変わりはないが、オバマ氏にとっても同州での敗北は今後の展開に課題を残す結果となった。(フィラデルフィア 有元隆志)

 ◇オバマ氏◇

 ペンシルベニア州での投票結果が判明したとき、オバマ氏の姿は米国独立の地にはなかった。オバマ氏は次なる戦いの場であるインディアナ州を訪れていた。

 AP通信によると、インディアナ州での集会には約7000人が集まり、ジョン・エドワーズ元上院議員を支持していた人気歌手ジョン・メレンキャンプも姿をみせた。

 演説で、オバマ氏の矛先はライバルであるクリントン氏ではなく、主に共和党候補に内定したジョン・マケイン上院議員(71)に向けられていた。オバマ氏は「ブッシュ大統領の政策と何ら意味ある変化はない」と述べ、マケイン氏の安全保障、経済政策を批判した。マケイン氏を引き合いに出すことで、自らをすでに民主党の大統領候補として位置づけようとしているようだ。

 ただ、ペンシルベニア州でクリントン氏の3倍とも言われる資金を投入したものの、期待した以上にクリントン氏との差を縮めることはできなかった。これまでもオバマ氏はカリフォルニア州、ニューヨーク州、テキサス州、オハイオ州などの大票田で敗北を重ねており、仮に党の指名を確保しても、本選挙で重要なカギを握る大規模州で勝てるのか不安の声も上がっている。

 今回の選挙戦では「労働者が生活苦から銃や宗教に頼る」とした失言も響いたとみられる。フランクリン・マーシャル大のテリー・マドンナ教授は、「失言で、追い上げていた勢いが止まった」と分析する。

 米メディアの出口調査によると、ペンシルベニア州に多いキリスト教カトリック信者の7割近くがクリントン氏を支持したほか、終盤で態度を決めた人の6割近くがクリントン氏に流れた。

 同教授は「白人労働者階級の宗教、文化的価値を愚(ぐ)弄(ろう)するような発言は、国の団結を呼びかけるオバマ氏の主張と反する」と述べ、11月の本選挙に向けた影響は少なくないとの見通しを示している。

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22日、米ペンシルベニア州フィラデルフィアの選挙集会で演説するヒラリー・クリントン上院議員(右)と、拍手する夫のクリントン前大統領(AP)
22日、米インディアナ州エバンズビルの選挙集会で、拍手するオバマ上院議員夫妻(ロイター)
ペンシルベニア州予備選で勝利し、集会で演説するヒラリー・クリントン上院議員=22日、フィラデルフィア(ロイター)

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