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オオカミの狩猟解禁に保護家が反発
このニュースのトピックス:サイエンス・生物
【ワシントン=USA TODAY(オレン・ドレル)】ロッキー山脈に生息するオオカミ20頭がハンターに殺されたことで、保護活動家たちが絶滅危惧(きぐ)種リストへの復帰を求める訴訟を起こすことを検討している。
20世紀初めまで、米国のオオカミはヘラジカ、シカ、野牛などをエサに数万頭が生息していた。だが、1940年代には家畜を保護するために政府が撲滅計画を実施。徐々に数が減り、74年には絶滅危惧種に指定された。
現在、米国にいるオオカミの多くは、95年にカナダから輸入してイエローストーンやアイダホ州中部に放たれた66頭の子孫。繁殖状況を監視してきた米魚類野生動物庁は8年間に30組のつがいができ、繁殖に問題がなくなったとして今年、絶滅危惧種のリストから削除した。
これに対し、オオカミの専門家で生物多様性センターのマイケル・ロビンソンさんは「20頭を殺したことは緊急事態。保護期間が短すぎる。近親交配による出生率低下の危機を乗り切るまで保護する必要がある」として政府に対し、リストへの再登録を求める訴えを4月中に起こすという。
20頭のうち13頭は州の4分の3の地域で狩猟を許可しているワイオミング州内で殺された。アイダホ、モンタナ州は狩猟を認めていないが、アイダホでは730頭とみられる州内のオオカミの20%を対象に狩猟を認めることを検討している。
(原題)Recent wolf kills alarm activists
(c) 2008, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.