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パラグアイ大統領選で左派候補が勝利 貧困層からの支持集め当選

2008.4.21 11:43
このニュースのトピックス米州

 南米パラグアイの大統領選が20日、行われ、野党連合が支持する元カトリック神父で中郷左派のフェルナンド・ルゴ氏(58)が、同国初の女性大統領を目指した与党候補、ブランカ・オベラル前教育相(50)を破り当選した。パラグアイでは軍政時代も含め、中道右派のコロラド党が61年間にわたって政権を握ってきたが、ルゴ氏は農地改革や社会福祉重視をかかげ、貧困層からの支持を集めて歴史的な勝利を収めた。

 ルゴ氏は首都アスンシオンで支持者を前に、「今日、パラグアイは自らの意志を示した」と勝利を宣言した。中南米では近年、1990年代に進められた新自由主義経済で貧富の差が拡大したことなどの反動から各地で左派政権の誕生が続いているが、パラグアイでのルゴ氏勝利は、中南米で左傾化の勢いが収まっていないことを印象づける結果ともなった。

 中南米の左派政権の中には、ベネズエラのチャベス大統領を筆頭に強硬な反米路線も目立っているが、ルゴ氏は「チャベス氏は軍人だが、私は宗教者だ」と述べるなど、距離を置く姿勢を打ち出している。

(松尾理也)

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