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米国務次官、ダライ・ラマと21日会談

2008.4.15 23:34
このニュースのトピックスチベット

 【ワシントン=山本秀也】訪米中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は21日、滞在先のミシガン州で、チベット問題を管轄するドブリャンスキー米国務次官(民主主義・地球規模問題担当)と会談する。米政府高官がチベット騒乱後、ダライ・ラマと会うのはこれが初めて。「中国当局者とダライ・ラマの対話問題で意見を交わす」(ケーシー国務省副報道官)予定。北京五輪成功には北京とチベット亡命政府との公式対話実現が不可欠という米政府の立場を明確にする狙いがある。

 欧州各国首脳が五輪開会式をボイコットの動きをみせていることについて、米政府は、ハドリー米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が「責任回避だ」と批判し、同調を拒む一方、ブッシュ大統領も五輪出席の方針を崩していない。同時に、首脳だけでなく外務、財務閣僚を加えた中国とのチャンネルを通じ、経済協調を含む米中関係を維持するには、ダライ・ラマとの対話実現が必要だとの説得を続けている。

 米政府当局者によれば、ブッシュ大統領が五輪出席の方針を崩さないのは「説得を進めるための重要なカード」だからだという。

 ブッシュ大統領は、週内にワシントンを訪れるローマ法王ベネディクト16世、ブラウン英首相、李明博韓国大統領との会談でも、対話によるチベット問題の打開を訴え、同意を得ることで、中国への“圧力”としたい考えとみられる。

 こうした米政府の意向を踏まえ、ダライ・ラマは西部ワシントン州シアトルで行った記者会見で、チベット亡命政府の代表者が、中国側と非公式な接触を続けていることを騒乱後、初めて確認していた。

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