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ブラウン英首相ら7カ国の首脳が不参加表明 北京五輪開会式 (1/2ページ)

2008.4.10 23:28
このニュースのトピックスアジア・オセアニア

 チベット騒乱に端を発する北京五輪の聖火リレーの混乱が増幅されるにつれ、五輪への参加をめぐる各国首脳の対応がいっそう注目される。2012年の五輪開催国である英国のブラウン首相は9日、開会式には参加しないと表明した。

 英国を含めこれまでに、7カ国の首脳が不参加を明確にしている。各国の動向に最も影響を及ぼす米国のブッシュ大統領をはじめ、首脳の多くはなお情勢を見極めているが、判断を迫る圧力は強まっているようだ。

 英首相官邸の発表によると、ブラウン首相は閉会式には出席し、開会式にはジョウェル・ロンドン五輪担当相が参加する。

 首相はこれまで、「われわれは五輪をボイコットしない」と断言し、中国を含む各国の主要メディアは「英首相は開会式に出席する」と報じた。その首相が開会式への不参加を決断した背景には、世論の風当たりの強まりがある。

 英国ではいち早く、中国によるチベットの人権弾圧を憂慮するチャールズ皇太子が「不参加」の意向を示し、英民放テレビの世論調査では、43%が首相の開会式出席に反対し、「行くべきだ」は29%にとどまっている。6日のロンドンでの聖火リレーで首相は官邸前で聖火を出迎えたが、それさえも「不適切」だとの批判の声が、世論や与野党内からあがったほどだ。

 首相官邸の報道官は、ブラウン首相が閉会式には出席することから「五輪ボイコット」との見方を退け、「開会式には最初から行くつもりはなかった」としている。こうした説明ぶりからも、首相の対応と判断の揺れがうかがわれるが、「次期五輪開催国の指導者の開会式不参加は、特別な意味をもつ」(米紙ウォールストリート・ジャーナル欧州版)といえ、各国の動向に少なからず影響を与えそうだ。

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